カテゴリー: 審査
2020年2月1日
「日常生活の困難さ~食事編」
診断書の日常生活能力の判定
◆食事の範囲と質
診断書様式を見てみましょう。
(1)適切な食事(配膳などの準備も含めて適当量をバランスよく摂ることがほぼできるなど)と記載されています。
食事のという言葉のイメージは十人十色でしょうが、最も限定されたイメージは盛り付けられた料理を口に運ぶ行為でしょう。
しかし評価の対象は様式に記載されて通りもっと広く、調理の準備段階から後片付けまで包含されていると考えるべきでしょう。
また、適切な時間に摂れる、極端な偏食なく摂れる、過食なくまたは食欲不振がないなど、質の面も評価の対象と考えられます。
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2019年12月27日
「審査時間」④
◆望ましい提出書類は?
1案件の審査にかけられる時間は相当限られている。
これが個人的な見解です。
認定医の先生の立場に立った時に、病歴・就労状況等申立書に細かい文字でびっしり書きこまれていたとしたらどう感じるでしょうか。
『審査者にお伝えしたい事柄は優先順位を付け、取捨選択して簡潔明瞭に記載する』
こんな心構えを基本に書類作成に取り組みたいと思います。
2019年12月25日
「審査時間」②
政府の統計資料から
◆年間どれくらいの審査がされているか?
政府が公表している興味深い統計資料がありますので、紹介したいと思います。
平成29年度の数値です。
◆新規裁定受給者数 障害基礎年金
1級 16,503人
2級 62,803人
合計 79,306人
障害厚生年金
1級 3,375人
2級 15,288人
3級 15,190人
合計 33,853人
等級不該当(不支給決定)者も審査を経ていますので、件数は不明ですが相当数が上乗せになります。
◆有期認定者の更新の数値は?
上記の統計に数値は出てきませんが、平成29年度末現在の障害基礎年金の受給者数は
1,924,496人です。
この中で相当数の方々が有期認定と考えられますので、定期的に更新の審査が上乗せになるものと思われます。
また、額改定請求もあることを考え合わせると、審査対象は相当膨大な件数になることでしょう。
次回へ続く