カテゴリー: 診断書

2020年2月7日

カテゴリ―:

「日常生活の困難さ~身辺の安全保持及び危機対応編」

診断書の日常生活能力の判定

◆身辺の安全保持及び危機対応の範囲と質

診断書の様式を確認しましょう。

「(6)身辺の安全保持及び危機対応(事故等の危険から身を守る能力がある、通常と異なる事態となった時に他人に援助を求めるなどを含めて、適正に対応することができるなど。)」

危機察知能力、臨機対応能力など最も高い能力が求められる分野です。

障害のない方も必ずしも十分持っているとは限らない能力です。

家の中では、火の始末、家電の扱い、戸締りなど、屋外では乗り物、通常と異なる事態の判断能力と対応能力など多岐に渡ります。

屋内での具体例を中心に記載していただければ説得力があるでしょう。

2020年2月5日

カテゴリ―:

「日常生活の困難さ~他人との意思伝達及び対人関係編」

診断書の日常生活能力の判定

◆他人との意思伝達及び対人関係の範囲と質

診断書の様式を確認しましょう。

「(5)他人との意思伝達及び対人関係 (他人の話を聞く、自分の意思を相手に伝える、集団的行動が行えるなど。)」

精神の障害がある方は苦手な方が多い分野であると思いますが、人は他人との関わりなく社会生活は送れないことから妥当な設問だと考えます。

内容的には1対1の場面での双方向のコミュニケーションと、1対多の場面での集団行動及び客観的な自分の立ち位置が問われることになります。

社会との接点の現状を捉え、両方の場面での現状をきちんとお伝えする必要があります。

2020年2月4日

カテゴリ―:

「日常生活の困難さ~通院と服薬編」

診断書の日常生活能力の判定

◆通院と服薬の範囲と質

診断書の様式を確認しましょう。

「(4)通院と服薬 (規則的に通院や服薬を行い、病状等を主治医に伝えることができるなど。)」

通院は自発的に外部へ出かけ、かつ、第三者と関わる局面、服薬は自己完結の局面での評価になります。

通院は、自発的な通院が可能か、医師に病状を伝えることができるのか、受付手続、問診などのルールの理解などが範囲となりますが、比較的医師には状況把握が容易な分野と思います。

しかし、病状の詳細は本人しかわからないので、正確にお伝えできているかは自問する必要があります。

また、服薬が適正にできているかは医師が見ている場面ではないので、正確に状況をお伝えする必要があります。