タグ: 評価

2020年2月4日

カテゴリ―:

「日常生活の困難さ~通院と服薬編」

診断書の日常生活能力の判定

◆通院と服薬の範囲と質

診断書の様式を確認しましょう。

「(4)通院と服薬 (規則的に通院や服薬を行い、病状等を主治医に伝えることができるなど。)」

通院は自発的に外部へ出かけ、かつ、第三者と関わる局面、服薬は自己完結の局面での評価になります。

通院は、自発的な通院が可能か、医師に病状を伝えることができるのか、受付手続、問診などのルールの理解などが範囲となりますが、比較的医師には状況把握が容易な分野と思います。

しかし、病状の詳細は本人しかわからないので、正確にお伝えできているかは自問する必要があります。

また、服薬が適正にできているかは医師が見ている場面ではないので、正確に状況をお伝えする必要があります。

2020年2月3日

カテゴリ―:

「日常生活の困難さ~金銭管理と買い物編」

診断書の日常生活能力の判定

◆金銭管理と買い物の範囲と質

診断書の様式を確認しましょう。

「(3)金銭管理と買い物 (金銭を独力で適切に管理し、やりくりがほぼできる。また、一人で買い物が可能であり、計画的な買い物がほぼできるなど。)」

金銭管理には収入の面と支出の面があるわけですが、買い物は支出の一場面であることから、金銭管理がこのカテゴリーの上位概念であり、下位概念の例示のひとつが買い物と位置づけられるものと考えます。

具体的には、一定の手持ち資金がある、または一定期日に確実収入が見込めることを前提に、この金額の範囲内で計画的に支出していくことができるかを記述していただくことになります。

その都度高度な判断力が求められる、つまり判断力の質が問われる分野です。

2020年2月2日

カテゴリ―:

「日常生活の困難さ~身辺の清潔保持編」

診断書の日常生活能力の判定

◆身辺の清潔保持の範囲と質

前回の続き

次のカテゴリーは身辺の清潔保持です。

診断書の様式を確認しましょう。

「(2)身辺の清潔保持 (洗面、洗髪、入浴等の身体の衛生保持や着替え等ができる。また、自室の清掃や片付けができるなど。)」

このカテゴリーは範囲が結構広いですが、診断書で具体例が豊富に例示されていることから、迷わず書いていただける分野と考えます。

毎日または数日おきに必ず必要な分野です。

声がけなしに自発的にできるか、目的とする行為が適切にできるかなどの観点からの評価が必要です。

範囲が広いことから、不自由な項目から優先して書いていただくことをご検討ください。

次回に続く