カテゴリー: 療育手帳
2020年5月1日
「療育手帳B2で障害年金は受給できるか?」⑫
◆うちの子は療育手帳B2ですが…
前回まで種々述べてきました。
療育手帳を持っていても、障害年金の受給権を取得するのは一筋縄ではいかないことがご理解いただけたでしょうか。
ハッキリ申し上げて、甘い考えでは受給権を取得することはできません。
“この子に障害年金を!”とお考えであれば、どうしたら障害年金の受給権を取得できる可能性を最大にできるのかをご検討いただきたいと思います。
手に余ると感じたら、第三者の力を借りることを考えていきましょう。
そして、確信が持ててから具体的な行動を起こしていきましょう!
2020年4月21日
「療育手帳B2で障害年金は受給できるか?」⑨
◆うちの子は療育手帳B2ですが…
生活環境面ではこんな記述もあります。
“入所施設やグループホーム、日常生活上の援助を行える家族との同居など、支援が常態化した環境下では日常生活が安定している場合でも、単身で生活するとしたときに必要となる支援の状況を考慮する。”
つまり、評価のスタートラインを一律“単身での生活”という状況に置き、必要な支援の質と量を推し量るものと考えられます。
診断書においても、単身生活での評価が求められています。
日常生活において支援が当たり前になっている状態であれば、単身生活という仮定の上にどんな支援がどの程度必要かを想定する必要があります。
次回に続く
2020年4月15日
「療育手帳B2で障害年金は受給できるか?」⑦
◆うちの子は療育手帳B2ですが…
日常生活上の援助について、“障害認定基準”ではどう規定しているのでしょう。
障害の程度2級の例示では
食事や身のまわりのことなどの基本的な行為を行うのに援助が必要とされています。
日常生活の範囲は一人ひとり異なりますが、このうち食事を代表例とする基本的な行為を評価の対象にしています。
高度な行為や属人的な特殊な行為は評価の対象にしていないということです。
では、身のまわりの基本的な行為とは何でしょう。
病歴・就労状況等申立書において自己評価が求められる日常生活の行為は下記のとおりです。
・着替え ・トイレ ・食事 ・炊事 ・掃除
・洗面 ・入浴 ・散歩 ・洗濯 ・買い物
次回に続く