カテゴリー: 不服申立て
2019年12月15日
「審査請求の対象」
どんな場合に審査請求できるか?
◆審査請求できるかどうかの見分け方
請求人側が起こしたアクションに対しては、保険者は文書で答えてきます。
この文書内容について不服がある場合に、審査請求できるか否かの簡単な見分け方があります。
審査請求の対象となる処分行為については、次のような記載があります。
「この決定に不服があるときは、…審査請求できます。」
不支給決定通知書においては、決定の理由の下に記載されています。
したがって、不支給決定について審査請求できます。
年金証書はどこを見てもないように思えますが、実は裏面の最下部に記載があります。
したがって、等級決定について審査請求できます。
反対に上記の記載がない保険者の行為は、審査請求の対象外です。
2019年12月11日
「不服申し立て」
主張の組み立てをどうするか?
◆潜在意識に任せる
不服申し立てのご依頼をいただいた場合に、どういう主張をしてどう論を組み立てていくのか、すぐにイメージできることは稀です。
いったん面談でお聞きしたすべての情報を頭に入れて、しばらく情報を寝かせます。
おそらく潜在意識の働きだと思うのですが、不思議とこうしたらどうかという案が頭に浮かんできます。
これを突破口に試行錯誤して論を組み立てていきます。
2019年12月7日
「審査請求」
審査請求を躊躇する要因はあるか?
◆審査請求を検討される方からのご質問にお答えします。
①審査請求の申し立てをすると年金は支給停止になるか?
こんなケースです。
Q:障害基礎年金2級の裁定がされたが等級に不服がある。
審査請求すると結論が出るまで2級の年金が支給停止となるか?
A:支給停止にはなりません。
Q:降級の決定はあるか?
こんなケースです。 障害基礎年金2級の裁定がされたが等級に不服がある。
審査請求すると3級の決定がされることがあるか?
A:不利益処分がされることはありません。
つまり審査請求を躊躇する要因はないことになります。