カテゴリー: 視点
2020年2月24日
「知識と気力」
受給権取得へつながる道
◆障害年金の受給権取得を取得しやすい方の共通点
障害年金の受給権取得を取得しやすい方の人物像については人それぞれ考え方があると思いますが、自分の考えを述べます。
ひとつは、ある程度の障害年金および周辺の知識があること。
これは当然ですね。
敵を知らないと有効な対策が立てられませんから。
もうひとつは、気力の維持。
障害年金に取り組む場合にはそれなりに長丁場となりますし、この間に困難な局面に遭遇することもありえます。
目的を明確に意識して気力を維持する必要があります。
上記2点について自信のない方は、受給権取得の確率を上げるため、素直に第三者の力を借りることを考えましょう。
2020年2月13日
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
◆達人の金言
プロ野球ヤクルトの野村元監督の訃報が報道されています。
こんな記事を読みました。
豊富な野村語録の中にこんな言葉があるそうです。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
意味するところは 「勝因には奇跡やまぐれがあるが、敗因にはセオリーから外れるなど必然性がある」のだと。
これって、障害年金にも通じるところがあるのではないでしょうか。
もちろん障害年金の請求は勝負事ではありませんが、受給権が得られなかった場合はそれなりの理由があるはずです。
リベンジには複数の選択肢がありますが、どの選択肢を選ぶにしても第一歩は不支給決定の理由の究明だと考えます。
2020年1月21日
「焦点の広さと記述の工夫」その②
障害認定基準の数値の有無と記述の厚み
◆障害年金の請求行為の本質
前回の続き
聴覚障害は求められている要件が両耳の聴力レベルであることから、ここに焦点を絞ることができます。
また、数値要件も明確なことから、提出書類のチェックはやり易いものと思います。
これに対して、知的障害は「日常生活全般」が対象となることから間口が広く、かつ「全面的な援助が必要」とされることから奥行きも深く焦点も広そうです。
さらに、「全面的」か「全面的でない」かも客観的な指標がなく、請求人側の価値観と審査官の価値観が必ずしも一致するとは限りません。
書類作成にあたって何を優先して、どの程度の記述の厚み(ボリューム)で、どう表現していくか、精度の高い書類にするためには相当の工夫が必要と言えるでしょう。
等級認定の難易度は比較できませんが、書類作成の難易度は知的障害の方が高そうです。