カテゴリー: 診断書
2020年1月31日
「日常生活の困難さ」
障害基礎年金は、日常生活にどんな困難さがあるのかを審査するもの
◆どんな指標で審査する?
障害基礎年金は、日常生活にどんな困難さがあるのかを審査するものですが、どんな指標で審査するのかを、請求数が最も多いと思われる精神の障害を例に見ていきます。
全部で7カテゴリーに分かれていますが、次回以降順次検討してきます。
この指標毎の評価は診断書に反映されます。
診断書は医師が作成するものなので、請求する側は詳細を知らなくて良いのでは?と思われる方もおいでになると思います。
しかし、請求する側も詳細を知っておくことが必要です。
理由はふたつあります。
ひとつは、もし医師の評価が実態と乖離している場合は、「先生、その評価は違います!」とお伝えしないと不本意な請求になってしまう。
もうひとつは、診断書の記載と病歴・就労状況等申立書の記載の整合性をとる必要がある。
次回に続く
2019年12月8日
「診断書のサイズ」
◆診断書の用紙のサイズは?
年金事務所で診断書の用紙をもらい、医師に作成を依頼。
受け取られて手書きする先生もいれば、“パソコンで作るから用紙はいらない”と言われる先生もいます。
パソコンで作られた診断書は、A3サイズのこともあればA4サイズのこともあります。
年金事務所に備えている診断書の様式はA3サイズなので、A4サイズの診断書でも受理されるか?ですが…
自分の経験では問題なく受理されています。
プリンターの関係でパソコンで作成された診断書はA4サイズが多いのかもしれません。
あるケースではこんな経験もあります。
パソコンで作成された両面印刷の診断書。
なんと表面と裏面の上下が逆方向。
これも問題なく受理されました。
「外形ではなく中身」というところでしょうか。
2019年11月27日
「現場100回」
刑事ドラマの現場100回は真理?
◆審査請求をする前に…
刑事ドラマを見ていると、ベテラン刑事が若い刑事にこんな指導する場面を見ることがあります。
“現場100回。必ず新たな発見がある!”
障害年金に当てはめたらどうなるのでしょう?
障害年金は100%書類審査ですから、現場=診断書及び病歴・就労状況等申立書となります。
最近の経験ですが、ご依頼いただいた審査請求について検討する過程で、ご依頼人が提出された診断書及び病歴・就労状況等申立書を何度も何度も見直す機会がありました。
その結果、審査請求の主張の骨子となる点を発見するという経験がありました。
現場100回は、当初の裁定請求時にこそ、実行することが大切とも言えます。