タグ: 知的障害

2020年4月18日

カテゴリ―:

「療育手帳B2で障害年金は受給できるか?」⑧

◆うちの子は療育手帳B2ですが…

等級判定ガイドラインには他にも代表的な例示がされていますので順次見ていきましょう。

生活環境面でどんな考慮がされるのか原文を掲載します。

“在宅で家族や重度訪問介護等から常時個別の援助を受けている場合は、1級または2級の可能性を検討する。”

“入所施設においては、常時個別の援助が必要な場合は、1級の可能性を検討する。”

生活の場所が在宅なら1級または2級の検討で施設入所なら1級の検討とされています。

在宅は不支給がスタートラインなのに対して施設入所なら2級がスタートラインと読めないこともありません。

常時個別の援助が必要な状態であることが前提ですが。

次回に続く

2020年4月15日

「療育手帳B2で障害年金は受給できるか?」⑦

◆うちの子は療育手帳B2ですが…

日常生活上の援助について、“障害認定基準”ではどう規定しているのでしょう。

障害の程度2級の例示では

食事や身のまわりのことなどの基本的な行為を行うのに援助が必要とされています。

日常生活の範囲は一人ひとり異なりますが、このうち食事を代表例とする基本的な行為を評価の対象にしています。

高度な行為や属人的な特殊な行為は評価の対象にしていないということです。

では、身のまわりの基本的な行為とは何でしょう。

病歴・就労状況等申立書において自己評価が求められる日常生活の行為は下記のとおりです。

・着替え ・トイレ ・食事 ・炊事 ・掃除

・洗面 ・入浴 ・散歩 ・洗濯 ・買い物

次回に続く

2020年4月14日

「療育手帳B2で障害年金は受給できるか?」⑥

◆うちの子は療育手帳B2ですが…

どんな観点から審査されるのか、ガイドラインから見ていきましょう。

まずは現在の生活状況から

“日常生活の様々な場面における援助の必要度を考慮する。”

最初のキーワードは“日常生活上の援助”です。

援助が必要ということは自立ができていない場面があるということです。

日常生活を送る上でどんな場面でどの程度の援助が必要か書面で明らかにする必要があります。

具体例を記述すると良いでしょう。

次回に続く