タグ: 知的障害
2020年4月27日
「療育手帳B2で障害年金は受給できるか?」⑪
◆うちの子は療育手帳B2ですが…
就労面において1級、2級の可能性を追求する要素は次の3点と考えています。
①就労の場においてどの程度の援助を受けているのか。
②仕事の内容が単純かつ反復的か。
③他の従業員との意思疎通の状況。
自営業のご家族の職場であれば別ですが、①から③どれをとっても職場における詳細を知っている方(上司、同僚)からの情報提供をお願いする必要があるものと考えます。
次回に続く。
2020年4月24日
「療育手帳B2で障害年金は受給できるか?」⑩
◆うちの子は療育手帳B2ですが…
ガイドラインにおいては、就労面にも言及しています。
先ずは形式面についてです。
“就労系障害福祉サービス(就労継続支援A型、就労継続支援B型)及び障害者雇用制度による就労については、1級または2級の可能性を検討する。障害移行支援についても同様とする。”
解釈の仕方次第ですが、言い回しから受ける印象としては、上記の福祉サービス利用者については原則不支給、しかし、1級、2級の可能性は排除しないと読めます。
では、1級、2級の可能性を追求する要素は何なのでしょうか?
次回に続く
2020年4月21日
「療育手帳B2で障害年金は受給できるか?」⑨
◆うちの子は療育手帳B2ですが…
生活環境面ではこんな記述もあります。
“入所施設やグループホーム、日常生活上の援助を行える家族との同居など、支援が常態化した環境下では日常生活が安定している場合でも、単身で生活するとしたときに必要となる支援の状況を考慮する。”
つまり、評価のスタートラインを一律“単身での生活”という状況に置き、必要な支援の質と量を推し量るものと考えられます。
診断書においても、単身生活での評価が求められています。
日常生活において支援が当たり前になっている状態であれば、単身生活という仮定の上にどんな支援がどの程度必要かを想定する必要があります。
次回に続く