2020年2月9日
「日常生活の困難さ~社会性編」
診断書の日常生活能力の判定
◆社会性の範囲と質
診断書の様式を確認しましょう。
「(7)社会性(銀行での金銭の出し入れや公共施設等の利用が一人で可能。また、社会生活に必要な手続が行えるなど。)」
日常生活の中でも重要な事柄であり、不明な点は担当者や周りの方々に聞くコミュニケーション能力も必要になります。
行政機関、銀行等での手続き、公共交通機関の利用がこのカテゴリーに入ります。
共通して求められる能力は、ルールの理解、公共マナー、コミュニケーション能力です。
困難を来した具体例があれば、先生にお伝えするとよいでしょう。
2020年2月7日
「日常生活の困難さ~身辺の安全保持及び危機対応編」
診断書の日常生活能力の判定
◆身辺の安全保持及び危機対応の範囲と質
診断書の様式を確認しましょう。
「(6)身辺の安全保持及び危機対応(事故等の危険から身を守る能力がある、通常と異なる事態となった時に他人に援助を求めるなどを含めて、適正に対応することができるなど。)」
危機察知能力、臨機対応能力など最も高い能力が求められる分野です。
障害のない方も必ずしも十分持っているとは限らない能力です。
家の中では、火の始末、家電の扱い、戸締りなど、屋外では乗り物、通常と異なる事態の判断能力と対応能力など多岐に渡ります。
屋内での具体例を中心に記載していただければ説得力があるでしょう。
2020年2月5日
「日常生活の困難さ~他人との意思伝達及び対人関係編」
診断書の日常生活能力の判定
◆他人との意思伝達及び対人関係の範囲と質
診断書の様式を確認しましょう。
「(5)他人との意思伝達及び対人関係 (他人の話を聞く、自分の意思を相手に伝える、集団的行動が行えるなど。)」
精神の障害がある方は苦手な方が多い分野であると思いますが、人は他人との関わりなく社会生活は送れないことから妥当な設問だと考えます。
内容的には1対1の場面での双方向のコミュニケーションと、1対多の場面での集団行動及び客観的な自分の立ち位置が問われることになります。
社会との接点の現状を捉え、両方の場面での現状をきちんとお伝えする必要があります。