2019年12月23日
「審査時間」①
最近のニュースから
◆1案件あたりの審査時間は?
「大学入試改革の柱である、来年度からの国語と数学への記述式問題導入見送り。」
最近こんなニュースを目にしました。
このニュースの中に、こんな数値がありました。
『採点対象者(受験者)50万人、期間20日間、採点者1万人』
この数値を見て連想したことがあります。
上記の数値を障害年金の審査に当てはめると
さしずめ『審査件数、審査期間、認定医数』となるのでしょうが
1案件あたりの審査時間はどうなっているのだろうか?
この点について、数回に渡り、公表されているデータから考察してみたいと思います。
2019年12月20日
「形容詞」
線引きはどこから?
◆障害認定基準から
障害認定基準を見ていると、形容詞の有無が目に付きます。
例えば知的障害
1級の例示で、「…全面的な援助が必要であって…」
2級の例示で、「…援助が必要であって…」
発達障害では
1級の例示で、「…著しく不適応な行動がみられるため…」
2級の例示で、「…不適応な行動がみられるため…」
とされています。
「全面的」、「著しく」などの形容詞が付く状態がどこからを示すのかの客観的基準は、少なくても公表されている資料からは不明です。
ということは、このあたりの線引きは、審査する保険者の裁量の範囲ということになります。
2019年12月19日
「IQと障害等級」②
IQで障害等級は決まるのか?
◆精神の障害は総合認定
療育手帳「B2」の場合はどうなるのでしょうか?
「精神の障害に係る等級判定ガイドライン」には、こう記載されています。
『療育手帳の判定区分が軽度の判定区分(知能指数が概ね50超)である場合は、不適応行動等により日常生活に著しい制限が認められる場合は、2級の可能性を検討する』
つまり、療育手帳「B2」の場合、障害認定2級の可能性は排除されていないということになります。
実際、私がご依頼いただいたケースで、「B2」IQ70でも2級認定されています。